理由を尋ねてこなかった

僕の方針、価値観に対して「なぜそう思うのか」を問うてくる回数がほぼゼロでした。

僕は高校3年生のとき、将来の進路のことで親と対立しました。大学へ行きたくない(大学へ行かずにほかの手段で生計を立てる、および学びを続ける)ことを主張した僕と、大学へ行けと命じる親(特に父親)との間で意見の相違が生じました。

僕は単にごねていた、わがままを貫くだけでは親を説得させられないだろうと思ったので、当然ですが「ディベート」の準備をしました。こういう理由があって大学が嫌なんだ、大学にはこんな欠点があるんだということを当時の理屈で必死になって考えてそれを伝えました。

ところが父親は聞く耳を持たないどころか、それに関心がないようでした。

「親の命令だから大学へ行きなさい」

「大学へ行かないんだったら、月に3万円生活費を入れろ(金を払え)」

「大学へ行けばこんないいことがあるぞ、俺はこんな経験を積めた」

など、権力と自分(父親)側の事情の押し付けしかしませんでした。

僕がここで問題視するのはその「相手の立場を尊重しない姿勢」です。子供がもし「これがしたい、私はこう思う」を主張し始めたら、相手の事情と言い分を聞いて、その上で

新しい可能性を提案するとか、子供の理屈を受け入れるとかするのが本来の姿でしょう。

僕の側から「こう思う」と伝えたことはあっても、父親の方から「なぜおまえはこう思うのか」を聞かれた回数がゼロだったのです。おかしいですよね。

コメントを残す